人工関節とは
関節は骨と骨の継ぎ目の部分で、滑らかに動くようになっています。しかしながら、リウマチや変形性関節症でその表面が削れて変形し、動かしにくくなったり、動かすと痛くなったりします。
人工関節とは、人間の関節機能を備えた金属の器具です。変形して損傷した関節の表面を削り取り、代わりに金属を取り付けます(ちょうど虫歯を削って金属をかぶせるようなものですね)。そして、金属同士が擦れないように、間にプラスチックなどを挟みます。接触して動く部分がすべて人工物になります。
人工物には神経が通っていませんので痛みがなくなります。また、骨をまっすぐに切り直すことで、変形を矯正することもできます。
人工関節の効果
(1)痛みがなくなります。
(2)O脚や脚の長さの違いなどの変形を矯正できます。
(3)歩きやすくなり、日常生活が容易となります。
人工関節のメリットとデメリット
メリット
デメリット
ほとんど歩けなかった方が歩けるようになったり、外出困難だった方が旅行できるようになったりと、生活の質(QOL=Quality of Life)の大きな改善が望めます。
合併症のリスクがあります。
残念ながら、ある一定の割合で望まざることが生じる可能性があります
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