炎症や外傷など様々な要因により、膝関節が破壊・変形されると痛みを生じます。この痛みは、関節の表面の軟骨が磨り減ってなくなり、その下の骨が露出して擦れ合うために起こります。そのため、膝を使うたびに痛みを感じ、歩行や階段の上り下りなどの日常生活にも支障をきたすようになります。 疾患としては以下のようなものがあります。 |
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変形性膝関節症 |
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変形性膝関節症は、骨の表面を覆う軟骨がすり切れたり(摩耗)、なくなったり(消失)することにより、その下の骨が変形してしまう症状です。このため、動かしたり歩いたりすると痛く、やがてはO脚やX脚などの変形が生じて歩きにくくなります。 |
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関節リウマチ |
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原因不明の全身の関節が炎症をおこす疾患です。あらゆる関節が変形して、重度の機能障害を生じます。膝の関節の変形・破壊の原因となります。最近は、よいお薬が相次いで開発されており、昔ほど重症の変形に至る人は少なくなってきています。 |
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前十字靭帯損傷 |
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前十字靱帯とは膝関節の中にある靱帯で、運動するときなどに膝を安定させる役目をしています。前十字靱帯は、膝の外側からタックルされたときや、ジャンプして着地したときなど、膝がガクッと外れたときに損傷することが多いです。前十字靱帯損傷からの時間が長ければ長いほど、膝が痛くなる、腫れる、引っかかるなどの症状が出やすくなります。 |
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このサイトでは主に変形性関節症についてお話ししていますが、ほかの疾患でもほぼ同じようなものとなります。 |