炎症や外傷など様々な要因により、股関節が破壊・変形されると痛みを生じます。この痛みは、関節の表面の軟骨が磨り減ってなくなり、その下の骨が露出して擦れ合うために起こります。股関節の痛みと変形のために、歩行や日常生活動作にも支障をきたすようになります。 疾患としては以下のようなものがあります。 |
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変形性股関節症 |
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最も多い疾患です。関節の表面の軟骨が摩耗してなくなり、周辺の骨が変形してきます。多くは、生まれつき股関節が脱臼していたり、浅く不完全な関節であったりしたことが原因となります。 |
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関節リウマチ |
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原因不明の全身の関節が炎症をおこす疾患です。あらゆる関節が変形して、重度の機能障害を生じます。最近は、よいお薬が相次いで開発されており、昔ほど重症の変形に至る人は少なくなってきています。 |
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特発性大腿骨頭壊死症 |
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大腿骨頭(骨の頭)へ行く血流が途絶して、骨頭の骨が死んでしまう疾患です。死んだ骨はもろいため、陥没したりつぶれたりして痛みと変形を生じます。 |
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外傷性関節症 |
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股関節周辺の骨折のために、変形と痛みを生じるものです。 |
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このサイトでは主に変形性関節症についてお話ししていますが、ほかの疾患でもほぼ同じようなものとなります。 |