人工膝関節置換手術 |
|
|
変形性膝関節症や関節リウマチなどで痛んだ骨の表面を削り取り、代わりに金属で覆う手術です。関節の接合部が人工物で覆われますので痛みがなくなり、また変形も矯正できるというメリットがあります。 |
|
人工膝関節全置換術(TKA)
|
|
|
変形した膝関節をすべて人工関節で置き換える手術です。 |
|
|
|
1. |
膝関節の前やや内側を約8〜10cm切開します。 (ただし、膝の状態ではさらに数cmの切開を要することもあります。) |
2. |
膝蓋骨(膝の皿)の横を切開して関節の中を展開します。 |
3. |
骨の端を人工関節の形状に合わせて削ります。 |
4. |
人工関節と骨をセメントでしっかりと接着させます。 |
5. |
人工関節の間に、インサートというプラスチックのクッション材を入れます。 |
6. |
傷口を縫います。 | | |
|
人工膝関節部分置換術(UKA)
|
|
|
膝の内側(または外側)だけが極端に傷んでいて、膝の靭帯がしっかりと効いている場合は、傷んだ側だけ入れ替える方法が可能な場合があります。こちらの方が、手術はやや軽くすみ回復も若干早くなります。しかしながら、膝の条件によっては、部分置換術を予定していても、途中で全置換術に変更しなければならない場合もあります。 |
|
|
|
1. |
膝関節の前やや内側を約6〜7cm切開します。 |
2. |
脛骨の内側の表面を削ります。 |
3. |
大腿骨の内側の表面を削ります。 |
4. |
膝の安定性を調べて、必要なら骨の削る量を調節します。 |
5. |
人工関節と骨をセメントでしっかりと接着させます。 |
6. |
人工関節の間に、ベアリングというプラスチックのクッション材を入れます。 |
7. |
傷口を縫います。 | | |